髭コラム 第3回
●秋の東北は最高!
「日本百名居酒屋」も3回目を向かえ、東京から飛び出した。
向かう先は東北。秋の東北は茸に代表される山の幸、
秋刀魚に代表される海の幸を例に出すまでも無く、何を食べても美味しい。
そして、ひと夏を越えた日本酒ひやおろしだ。
まずは気仙沼に降り立った。気仙沼といえば「福よし」。
あの秋刀魚をもう一度味わえるとは、なんと幸せなことだろう。
実は、前回の取材(4年前)の後、プライベートで一回お邪魔している。
その時は、何品食べたか記憶に無いほど多くの肴を頂いた(たぶん10種類以上)。
最後には隣のお客さんが残したキチジまでおすそ分けに頂き、
大変満足な夜を過ごさせてもらった。
それ以来、3年ぶりだが、ご主人は私の顔をお覚えていてくださった。
早速秋刀魚の塩焼きと鰹の刺身を頂く。まだ戻り鰹には早い時期だったが、
その新鮮な美味しさに目を見張るばかりだ。
そして、20分ほどかけて焼いた秋刀魚。
この味はここでしか味わえない。
私もよくバーベキューで秋刀魚を焼くのだが、到底かなわない。
やはりプロの仕事だ。
ただ焼くだけでこんなにも味が違うとは。
この焼き方に対抗できるのは、釧路の「炉ばた」。
それも先々代の大学みつさんをおいて他にはいないのではなかろうか?
なんと、みつさんは炭の中から取り出した焼きナスの皮を素手でむいてしまうのだ。
(経験のある方ならご存知だろうが、
焼きナスの皮は熱くて到底素手ではむけるものではない。)
取材の時にはたぶん戻り鰹が食べられるでしょうと言う
ご主人の言葉を信じて店を出た。
しかし、取材のときの鰹はまだまだ脂の乗り切った戻り鰹ではなかった。
本来なら10月初旬は、立派な戻り鰹が水揚げされるはずだが、
やはり地球規模の温暖化の影響で
魚の旬も変わってきていると言うご主人の言葉がすごく気になった。
気仙沼の予定は「福よし」だけなので、
このままホテルに帰っても良いのだが、もう一軒寄ってみることにした。
「ダンヒル」というバーだ。気仙沼で一番古いだろうと思われるこのバーは、
マスターが一人で切り盛りする、典型的な地方の町のバー。
どこか懐かしい匂いを漂わせ、マスターとの会話にも郷愁を誘われるところがある。
取材の後にもお邪魔したのだが、太田さん、カメラマン、
私の三人でマスターの話を聞いていると、静かにドアが開き、
熟年の美人が何かを差し入れた。
聞くと、近くの料亭の女将さんだそうだ。マスターはまんざらでもない様子。
地方の小さな町で、幾つも無い飲食店がお互いに助け合って生きている姿は、
とても胸が温かくなる思いがした。
最後はマスターの趣味であるハーモニカを聞かしてもらい
気仙沼の旅は終わった。
(ハーモニカはまったくの自己流で、
なんと左右反対に持って吹くというユニークな演奏だった。)
●地方の店は良いですね。
続いて向かったのは、会津若松。
最近場所を移ったという「籠太」だ。
会津若松は山の中。今度は山の幸だ。8年ぶりに訪ねたが、
前の店とはまるで違う。ご主人は割烹と居酒屋の二束のわらじだったのだが、
体がきつくて一軒に統合させたそうだ。
割烹の建物を改装して居酒屋にしたところが偉い。
割烹と違って、居酒屋はご主人の人柄がそのまま現れるから、
飲んでいても飽きることが無い。そんな居酒屋が私は好きだ。
会津の地酒の話をしている中で、「風が吹く」という最近出始めた日本酒を教わった。
これが美味しい!お土産にと思い一本(四合瓶)お願いしたら
快く酒屋に電話して取り寄せてくれた。
それがまた10分もしないで届くのだからたいしたものだ。
季節は観光シーズン。昼の街には観光で訪れたツアー客が多いのだが、
夜の居酒屋は空いている。籠太のように大きな店でも採算が合うのだろうか?
しかし、私はそんな店こそ頑張ってもらいたい。
都会の居酒屋は客が多くゆっくり酒を飲める雰囲気は無い。
まして、有名店ともなれば予約しないと入れないほどだ。
予約なしにぶらっと入る感じ(最初からこの店に行こうと決めていても)が
居酒屋の醍醐味だ。
まあ、籠太や福よしクラスの店が都会にあったら客が押し寄せるだろうが。
ゆっくり酒を楽しみ、たまにご主人と粋な会話を楽しむ。
大声で呼ばなければ注文も通らないような店にはない落ち着きが、
地方の居酒屋にはある。
そんなひっそりと隠れた名居酒屋を、地方で探し当てたときの喜びは、
生涯の伴侶にめぐり合ったときのように大きいと私は思うのは、私だけだろうか?
その後、もう一軒、以前取材させていただいた「麦とろ」で、
絶品のくじら汁と馬刺し、そして、ご主人の会津なまりを堪能させていただいた。
いや~、本当に地方の居酒屋って良いもんですね。
●肖像権?
皆さんは肖像権ってご存知ですか?
たぶん聞いたことぐらいはあると思うのですが。
これが私ども放送局にとっては考えなければならない重要な問題です。
詳しくは以下のページを参照ください。
http://cozylaw.com/copy/wadai/publicity.htm
今回の「日本百名居酒屋」では、今までのシリーズと変わり、
店の開店前に撮影させていただいております。
「全国居酒屋紀行」が始まった8年前にはあまり重要視されていなかった
(というよりプライバシー保護という認識が甘かった)のですが、
2007年現在では熟慮しないわけにはいかないのです。
よくある話としては、不倫カップルがどこかの観光地を訪れ、
その賑わいをニュース番組で放送された事で問題になったり。
パチンコ店でサボっている営業マンがパチンコの番組で後ろに映っていたりとか。
問題になりそうなシチュエーションはいくらでもあります。
(隠れないで堂々とやってくれれば問題無いのですがね。)
われわれ放送する側としては現場の雰囲気、ありのままを伝えたいのですが、
そうも行かないのです。
画面に映っている人々全員に一人ひとり許諾を頂かなければなりません。
デモ行進に参加する人々や
選挙演説を聞いている人々については許されるようですが、
基本的には道を歩いている人も勝手に映して放送に使ったら問題になります
(なぜこの時間ここいたのか?を知られたくない権利もあるのです)。
居酒屋の場合、4~5人であればお客様に許諾を頂くことも可能だと思いますが、
何十人も入るような店ではそうも行きません。
さらに、許諾を頂こうとすると帰ってしまうお客様もいるでしょう。
そうなっては、取材先の居酒屋さんにご迷惑をかけることになってしまいます。
それは絶対に避けなければなりません。
そこのところをご理解いただければと思います。
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はじめまして。掲示板最後のカキコを狙っていたいのばと申します。
内容量が多過ぎてエラーが出たため、書き込めなかったので、
こちらのコメントスペースをお借りしてレポートさせていただきます。
11月16日、平泉の中尊寺参りの後、気仙沼へ。
駅前のビジネスホテルに荷物を置いて、港をぶらぶら。
「伏見男山」本店でひやおろしを買ってから「福よし」さんへ。
開店10分後くらいに入店(場を読むに、ちと早すぎた)。
前日に予約をしていたので「まあ遠いところからいらしたんだから、
ゆっくりしてってよ」と、お通しのいわしの生姜煮を出してくれた
厨房の小野さん。番組出演のイメージまんまの方。期待感ありあり。
気仙沼の地酒「角星」のお燗で旨いいわしを頂く。
残念ながら期待していた戻り鰹は間に合わなかったが、
お兄さん(村上さん)が焼かれる日本一のさんま塩焼きはバッチリ。
炉端で焼かれてる魚たち。幻想的な光景。味はさすが日本一。
あと、ほっけの塩焼きが素晴らしい。大船渡からいらした常連さんが
お裾分けしてくれたのがまた絶品!じっくり焼かれた魚。お見事!
食あたりが恐くて(本当は食べたいのに)生牡蠣が食えない私に、
「生よりいい牡蠣もあるよ」と串焼きを出してくれた小野さん。
これも炉端で焼いた逸品。う~、香ばしさが堪らない!
あと、刺身7点盛り(〆鯖・ボタン海老・いか・まぐろ・さんま・ツブ貝
・ホタテ)、いかの味噌焼き、毛がにの身とみそを甲羅に詰めたものと、
もうひとつ牡蠣の皿焼き・・・どれもこれも言うことなし。
こんなにいただいて、6500円弱というスーパープライス!
太田さんが「東北へ来たら絶対寄って」と絶賛されていた理由が
ほんとうによくわかりました。「福よし」最高。
お客さん満杯で「うわ~、追いつかんぞ~」と言いながら
マイペースでテンパってる(そう見える)小野さんはじめ
お店の皆さん、カウンターで一緒に語らったお客さん方、
どうもありがとうございました。
翌日朝、気仙沼を離れ、仙台へ向かいます。
肖像権
前回のテレ東「アド街っく天国」は新橋烏森特集でした。皆さん喜んで写っていました。撮影して2~3週間後なら、オレが映るはずだからテレビを見てくれ、というメールをしまくりだと思います。
でもこれが将来的に再放送が繰り返されると、新橋に勤務していたことがバレるとまずいとか、あいつと一緒に飲んでいた映像は流されたくないという人が出てくることも予想されます。
居酒屋のテキスト的番組として、問題なく長く再放送に耐える番組作りとしては、客風景は最小限でいいのだなと思いました。
【肖像権】
「アド街…」新橋烏森特集、わたしも観てました。
「BIER REISE '98」のビールが飲みたーい!
さすが新橋、盛り上がってましたねぇ、オヤジパワー炸裂。
オヤジパワーといえば、居酒屋のオヤジさまです。
とある雑誌の、とある居酒屋の紹介で、何故か知ってる顔がありました。
他の客は緊張気味なのに、その知り合いは余裕綽々。右手に酒、左手に煙草を手にし、そのポーズはまるでグラビア撮影でもあるかのようでした。この写りかたはシロウトではありません。写され慣れています。
よくよく見てみると(といってもA4サイズの一面ブチヌキ)、なんと居○屋のオ○ジさまではあ~りませんか。
仕事ではなく、プライベートでたまたまヌかれたようです。(まるで芸能人)
といっても取材側は、このお方を誰だか知らないんでしょうねぇ。
ということで、肖像権が絡んできますのでブログにはUPできませんでした。
モザイク処理したらオッケーなのかなぁ…………?
#3と#2の3曲目に使われた(「In the Still of the Night」「Tour’s End」)、Mr. Oscar Petersonが腎不全のため亡くなりました。( * ̄)m 〔十〕 アーメン
>オヤジさま
追悼の意味をこめて、ぜひ番組で選りすぐりの名曲を選曲してください。m(_ _)m