2008年5月アーカイブ
昨日、5月22日21時から「日本百名居酒屋」#17「千代娘・貴田乃瀬」が放送されました。
皆さん、楽しんでいただけましたでしょうか?
東海地方、浜名湖を挟んだ二つの都市、豊橋と浜松を訪ねました。
浜松の、千代娘は、相変わらずの美味しいお料理と、ご主人ご夫婦と娘さんのトリオがとても素敵な本当に居心地の良い店です。番組にも出てきたアサリ串は、和製ビーフジャーキーかと思うぐらい味が濃く、つまみに最高です。しかし、あまりに居心地がいいので長居してしまうのがちょっと。時間のゆっくりあるときに行けば良いのですけどね。
浜松で、もう一軒、居心地の良い店を一軒。駅前の大通り(路面電車の走る道)を少し行くと右側。酒屋さんのやっている立ち飲み屋。いわゆる角打ちですね。タバコは全て床捨て。こんな店が残っていたのですね。つまみは50円?のチーズや韓国のり(袋のまま出てきます)から、刺身、煮魚まで何でもあります。そして凄いのが飲み物。ビールや日本酒、サワー類は当然あるのですが、梅酒の焼酎割りや、焼酎のビール割りなど、アルコールでアルコールを割る飲み物がいくつかあります。それも、焼酎の量を指定できるのです。正に早く酔うためのもの。甲府の飲み屋にブー酎と言う飲み物(焼酎のぶどう酒割り)がありましたが、それに匹敵します。この店なんと70年もやっているとも事。驚くべきことです。皆さんも豊橋に行かれたら是非。
続いて、浜松の名店「貴田乃瀬」。太田さんも驚いておられましたが、正にここのご主人の作る料理は想像を絶します。そのまま食べても美味しいのに、さらに旨いものと旨いものを合わせる。それも、手を変え品を変え、ここまでやらなくてもいいだろうにと思えるのですが、旨いから脱帽です。番組の中に出てきました、明太子のどろ焼きは半分でも出してもらえるので、お一人でしたら半分にしたほうがいいですよ。一本あると酒がいくらあっても足りませんので。(笑)
浜松の、バーはテイル・オブ・クックという小さな良いバーがあったのですが、止めてしまわれました。残念です。近くのバー「story」もなかなか良いですよ。外の階段を上がった二階ですが、ウッディーな作りで、落ち着きます。マスターはバーテンダー風な衣装ではなくラフな感じですが、なんと、バーテンダー協会浜松支部の創設にかかわったそうです。その当時、今は宮古島に引っ越してしまわれた、バーシンク(浜松のバーシンクは若手のバーテンダーが引きついて営業しております)のマスターと共に立ち上げたそうです。お二人は古くからのお友達で、その当時のことを色々お聞きしました。
そして、もう一軒。千歳町の若いバー「side car」もなかなかです。昼間歩いたとき、スナック街の中ですが、名前がオーセンティックバーのようなので気になっていたのですが、「story」のマスターに確認したら、いま一押しですと教えていただきました。まだ若いマスターですが、頑張っておられます。
そして、もう一軒。静岡県のある都市ですが、知る人ぞ知る隠れた名店があります。実は取材をお願いしたのですが、無理でした。なので、場所も名前も書くわけにはいきませんが、とにかく江戸時代を思わせる(ちょっとオーバーか?)店内の作り、しっかりした料理、素晴らしい酒器。なにをとっても百名居酒屋に入れたい名店なのですが、残念です。そこで、店の外観の写真だけでも見てください。
ちょっと東北に行ってきましたので、雑感を。
ニッポン居酒屋紀行ファイナルでお世話になった青森の「ふく郎」へご挨拶。ご主人は職人肌で、愛想の一つもしゃべりませんが、仕事はたいしたもの。
最初に出てきたお通しは、大きなシャコが3匹。こんなに北でもシャコは取れるのですね。竹の子の蒸し焼きとあるので聞いてみると、根曲がり竹の子(ササダケとも言う?)のことだそう。ご主人の話によると、この地方ではモウソウダケが取れないので、竹の子と言えばこれだそうです。早速それを注文。お酒は東北泉の本醸造の燗です。シャコの荒々しい味と、竹の子のやさしい甘さが絶妙です。
メニューにマスとあるのは?と聞くと、海で取れたマスだとの事。今が旬で、川には上らないので刺身がオススメ。上品な甘さで、絶品でした。(そういえば、東京湾で取れたマスを三番瀬で食べさせてもらったことがあったっけ。東京湾でマスの刺身が食べられるとはさすがに知らなかったですが)さらに、地もとのモズクはしゃきしゃきして大変美味しい。海の流れが速いところにはえているので採るのも容易ではないらしい。やはり名店です。
次は、これも青森の回でお世話になった「六兵衛」。ただただここの貝焼きが食べたくて寄りました。他のどこの店よりシンプルな貝焼きですが、これが大変に美味しい。シンプル・イズ・ベストと言ったところでしょうか。
場所は変わって、仙台。駅前の市場を歩くと、青森で食べた竹の子を発見。ここでは月山竹の子と表記してあります(月山で取れたものなのかな?)。美味しそうなので、お土産に2束買いました。(ただ焼くだけですので、簡単。しかし、後で聞いた話ですが、この竹の子が取れるところは熊が良く出没するらしい。竹の子採りも命がけです)
その市場の奥に、仙台銀座と言う場所をご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?ずっと前の記事にもちょっと書いた、仙台銀座の古い酒屋さん「佐野正酒店」がやっている「酒場さのや」にちょっと寄ろうと思ったら、唖然!なんと更地になっている!酒場どころか酒屋さんも無い。確か昭和20年代から営業されていたはず。残念です。
気を取り直して、すぐ近くの「源氏」へ。こちらは健在。5時ちょうどに引き戸を開け、カウンターの一番奥に座った。すると、すぐ続いて一人の老紳士が。彼もまた反対側のカウンターの奥に座った。お互いに燗酒をお願いし、ゆっくりグラスを傾ける、と思ったら、老紳士はほとんど一気に飲み干し、そして、さらにもう一杯。ものの15分ぐらいでお勘定して帰っていかれました。その間、女将さんと二言三言。どうも地元の有力者らしい。さすが。私もああいった粋な年の取り方をしたいものだと思うことしきり。
さて、今回仙台を訪れたのには訳が。以前、取材でお世話になった東一連鎖街の「酔亭・よっちゃん」が別の場所で新装開店したのです。新店にお邪魔する前に、東一連鎖街がどうなったか確認。仙台一の繁華街一番町三越の前には、なんと、白いフェンスが!中を覗く事もできない。もう取り壊しが始まっているようです。太田さん曰く、「日本一の飲み屋横丁」が跡形も無い。先ほどの「さのや」といい、この連鎖街といい、古くて居心地の良い場所は全滅してしまうのか?残すは文化横丁のみか。
「酔亭・よっちゃん」は、ここもそうとうに古い飲み屋小路である、伊達小路の近く。良くもこんな奥まったところに店を構えたものだ。正に隠れ家。店内は、ちょっと民芸風か?カウンターが10席ぐらいと、小上がりが3つ?小さい壁で仕切られた小上がりが良さそう。前の店から、酒も肴も文句のつけようがないが、ちょっと広くなった分だけ人も増員。厨房の中に若手の男子がもう一人。ちゃきちゃきの若い女将さんも相変わらずで、大変明るく楽しい店になったものだ。名店がひしめく仙台にあっても十分やっていけるだろう。
東京に戻る前に、もう一軒。これも、前にお世話になった「かん」。聞くと、脱サラで始めた店はもう14年になるそうです。何か飲んだことのない酒をとお願いすると、福島県末広酒造の猫魔の雫と言う酒を進められました。原酒生だけあって、とても濃い深みがある味。さらに、オリジナルの日本酒かんを、去年のものと今年のものを比べさせてもらい大満足。微妙に味が違うものです。もっと寝かせたら面白いことになりそう。
途中で、一人の若者が慌てて入ってきて、マスターと何事か相談。聞くと、仙台青葉祭りのことで、相談に来たらしい。マスターは、開店当時からこの祭りの世話役(何人かいる中の一人)を任されているとの事。じゃあと言うわけではないが、古い飲み屋街ののことについて聞いてみました。やはり、東一連鎖街の閉鎖は賛否両論だったそうで、文化横丁も再開発の話が何回か出ては消えているそうです。しかし、文化横丁は反対の方が多いらしく、しばらくは大丈夫でしょうと、心強いお返事。
帰る道すがら考えたのだが、マスターの話どおり、源氏のある文化横丁は大丈夫でしょう。なぜなら、源氏の常連さんは有力者揃いだろうから。(常連さんが有力者だから再開発を免れると言うのは、ちょっと不公平な感じはするが、逆を考えれば居酒屋文化を理解し、守ろうとする客が多い訳で、良いことなのかもしれないですね。)
皆様にまずお詫びを。
現在放送しております「日本百名居酒屋」の放送枠ですが、ずっと昔の「居酒屋紀行シリーズ」から、毎週木曜日の21時からと、日曜日の18時からは変わらずに来ましたが、(その他の放送枠は変わっています)今年の4月から木曜日と日曜の放送枠にもちょっとした変更が出ています。大変申し訳ありませんが、ホームページの放送日を十分確認の上ご覧ください。
それと、一挙再放送しております、旧居酒屋紀行シリーズですが、5月は北海道と沖縄番組の特別編成をしておりますので、土曜と日曜の深夜に突然、北海道と沖縄の居酒屋紀行が流れることになってしまいました。6月からは月~金の放送に戻りますので、お間違いの無きようお願いいたします。
さて、5月8日から「日本百名居酒屋」#16「ころく・田吾作」が放送されていますが、楽しんでいただけたでしょうか?
岡山には、オリンピック選手を出した有名な天満屋があります。それと、ラーメン探検隊で訪れたラーメン屋もいいですよ。このあと、ラーメン探検隊は鳥取から岡山へ再突入。岡山ラーメン学会推薦の店に入ります。そのラーメンが大変素晴らしかったらしいです。(らしいと言うのは、名誉隊長である私は参加していませんので。)
そして、放送した「ころく」。桜鯛の時期に合わせて収録を行ったのですが、その日はなんと時化で桜鯛はなし!まあ自然相手では行かんともしがたいですね。しかし、メンベカなるイカは素晴らしいものでした。ワタが最高です。酒の揃えも最近とても良くなりましたのでオススメです。
もう一軒、以前ご紹介した、バー「サムサラ」も素晴らしいバーですね。「ころく」の後、寄ったのですが、鳥取でフレアーバーテンダーをやっている女性に偶然お会いし、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
島根県益田の「田吾作」は、別格に素晴らしい店です。見ていただければ分かりますよね。しかし、また収録日には活イカはなし。でも、「ころく」で食べられなかった桜鯛(あんなに大きい鯛は初めてです)を食べられたことはラッキーでした。
益田には、現在放送中のラーメン探検隊も行っています。なんと、同じ日に放送でした。益田の番組を続けて放送するとはさすが旅チャンネル(自画自賛)。その後訪れた、出雲のラーメン屋さんが抜群に美味しかったそうです。(これも私は行っていませんでした。大変残念。)
そして、「田吾作」の取材の後、ホテル一押しの居酒屋「利根」へ。カウンターと小上がりだけの小さな店です。運良く入れて、ビールなどを飲んでいると、常連のお客さんと仲良くなり、なんと、流し(ギター)を呼んでくれることに。新宿でも商売していたと言う流しのおじさに、ど演歌を何曲か歌ってもらい、おひねりも差し上げて良い気分。しかし、帰ろうとすると、一人のお客さんが、「もう一軒行こう!」と言い出し、私とカメラマンは引きずられるようについて行きました。結果、もう二軒はしごし、消灯したのは深夜。なかなか面白い夜でした。
では、恒例の使用曲について。
私は、大型連休とはあまり関係ないのですが、皆さんはいかがお過ごしですか?
5月8日の木曜日から日本百名居酒屋「ころく・田吾作」の回の放送が始まります。お楽しみに。
さて、連休には関係ない私ですが、ちょっと時間ができたので、いつもはできないことをやってきました。
その後報告を。
まずは2日の金曜日、早めに仕事を切り上げ、船橋の三番瀬へ。この時期、アサリなどの貝類が取れているはず。
店内は、全て予約でしたが、隅で飲ませていただきました。
まずは、ビールと新ジャガイモ。連れが到着して刺身です。
黒鯛の刺身、コノシロのたたき。日本酒は東薫。その後、マコガレイ、バカガイ。
なんと、今年は貝類がダメだそうです。アサリもトリガイも無い。あったのはバカガイのみ。(干したのも頂きました)
それと、黒鯛の肝と白子のさっと茹でも頂きました。これが凄い!初めて食べました。
その後は、子持ちの背黒いわし(干したものと生)の塩焼き。焼き海苔(これも凄い)、と海苔の味噌汁でごはんを。
その間、赤ワインも一本空けてしまった。大満足でした。
三日の土曜日は、昼間ちゃんと仕事して、夕方山野楽器でCDを買い、その足で、三州屋へ。店内はほぼ満員。みんなカップルです。(でも、熟年ばっかり)一人カウンターに向かい、ビールと竹の子の土佐煮。連休中で、仲居さんがみんな休み。一人頑張るおばちゃんが私の前で、生ビールを注ぎながらぶつぶつと文句を言っています。それに相槌を打つと、「ねー、みんな良いわよね、連休で。私も欲しいわよ。」と。思わず噴出しそうになりました。三州屋は銀座にあって下町の感覚を残す貴重な店です。
さて、4日の日曜。久々の休みで、ゆっくりと料理なぞ。

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