髭コラム #25 その2

日本百名居酒屋「しまや・ばんや」はいかがでしたでしょう?

地方の地元に根付いた居酒屋は、本当に良いですね。

しまやさんはその典型。なにも派手な料理はないですが、地元に昔からある家庭料理がゆっくりと楽しめます。

そして、その地方の言葉と温かさに触れられるのが、何よりも嬉しいことです。しまやのママさんはテレビと言うことで、いつもの方言とはちょっと違っていましたが、お国言葉が端々に出てきます。そこが良い。

しまやトマト.JPG

番組の中には出てきませんでしたが、写真のトマトの美味しいこと。

大きいほうは、普通のトマトですが、野性味があって大変美味しい。小さいほうは、フルーツトマトのように甘いのですが、酸味もあって味の濃いこと!驚きます。

魚や山菜に限らず、畑で採れた野菜も地物は良いですね。大都会に暮らす人間としては羨ましい限りです。やはり地方に住んでそこの生活を楽しんで見なければ分からないことだらけかもしれません。

しまやのカウンターには太田さんの奥に何人かのお客さんがいらっしゃいましたが、皆さんママさんに話を聞いて駆けつけてくれた方ばかり。太田さんのファンです。

収録が終わった後、サイン会が始まってしまいました。嬉しいことです。

しまやさんには大勢のファンがいらっしゃって、そのファンに支えられてママさんは商売を続けているそうです。

先代のママが亡くなったときに、もう止めようかと店を休んだとき、何人ものお客さんから、「やめないで!」と励まされえたそうです。

なんて嬉しいことでしょう。こういった人々がいる限り、まだまだ地方は、そして居酒屋は元気でいられることでしょう。

そして、もう一軒、弘前で忘れられない店が有ります。

弘前スガ.JPG

それが、写真のsugaです。もう一昔も二昔も前のジャズバー。

マスターは筋金入りのジャズファンで、一人黙々とジャズを聴いています。それもレコード。深夜にもかかわらずコーヒーを飲んでいる客や、私のようにウイスキーの水割りを飲んでいる客。

みんな、マスターの選曲するジャズをおとなしく聴いています。でも、マスターは意外に話好きで、ツボにはまると次から次にミュージシャンお話が出てきます。

ジャズ好きの方に是非お勧めの店です。弘前を訪れた際には怖がらずに入ってみてください。

 

 

もう一軒は、八戸のばんやでしたね。

この店のエピソードは、太田さんが小説新潮に詳しくお書きになるでしょうから、そちらに譲るとして、私が記憶に残っているお話を一つ。

以前、故渡辺文雄さんが訪れた時のこと。

映画の話から、大島監督の話になり、ばんやのご主人は渡辺さんが大島組であることを知らずに大島作品の悪口を言って、喧嘩になったそうです。

喧嘩といっても、笑い話のようなものとおっしゃっていましたが、古くから映画を沢山見ていなければ、そんな話もできないでしょう。それほどばんやのご主人は、美術、文学、映画などの文化に詳しい方です。

若輩者の私など足元にも及ばず、太田さんとご主人の話についていくのがやっと。

やはり、ゲームや金儲けのことばかり考えていたのでは、居酒屋の会話にもついていけないと言う事です。たまには、スポーツの話で盛り上がるのも良いですが。

ばんやキンメ.JPG

実は、番組内には出てきませんでしたが、ばんやさんでキンメダイのの干物を頂きました。(申し訳ない)

その美味いのなんのって!

八戸は、水産の町。日本の漁業の衰退が騒がれている昨今ですが、やはり美味しいものは美味しいですね。

キンキに限らず、希少価値のある魚は、年に一回で十分。(毎日食べていたのではありがたみも無いというもの)

マグロなどは、諸外国での消費が資源衰退の原因とも言われていますが、やはり日本人は食べ過ぎかも。世界中で流通している生のマグロの90%以上は日本人の口に入っているのです。

本当に美味しいマグロは、自分の誕生日など、年に一回食べれば、その美味しさも格別です。そんな食生活を提案できるのも日本人だけではないでしょうか?

そして、今まで捨てていたような魚をいかにおいしく食べるかを考えていけば、まだまだ水産資源を有効に利用することができるはずです。今日のニュースで見たのですが、釧路でマンボウが大量に水揚げされているようです。釧路ではマンボウは捨ててしまうようですが、食べ方によっては美味しく食べられる魚です。

その辺を考えて、居酒屋のメニューも変わってくれるといいのですが。

八戸屋台村.JPG

八戸で面白い店を発見しましたので、ご報告。

右の写真は八戸の屋台村ですが、その中に「サバの駅」という店があります。

八戸沖で獲れるサバにこだわった店で、しめ鯖サンドなるものを食べました。

その名の通りしめ鯖をパンで挟んだものですが、なかなかいけます。イスタンブールなどにもサバサンドというものがあるそうですが、それに似た物。

そのほか、サバの刺身や寿司など。屋台とは思えないような肴が並んでいます。聞くと、俵屋という大きな料理屋をやっている社長だそうで、お客を前にサバの魅力を伝えたくて、屋台を出したそうです。

その心意気に、感激。客も地元の常連客や観光客などが和気藹々と楽しそうです。

寒さが厳しい帯広で始まった屋台街ですが、いまや全国に広まりつつあります。自然発生ではなく、行政主導のところが多いようですが、これだけ屋台が並んでいればはしごは簡単。まあ、楽しく飲めれば、良いわけです。

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コメント(5)

Kazu2号 :

拝見いたしました。
夏の東北の居酒屋メニューも、今までよく見てきた秋・冬とはまた違っておいしそうですね。塩くじらはぜひいつか食べてみたいものです。

さて、1点気になったのですが、
1軒目「しまや」の前の弘前市内の名所、名跡の紹介VTRに入る一番最初の映像(雲にかかる岩木山が映っている映像です)のときに、場所の紹介ということで画面の右上に入るインポーズ(字幕)に「岩手県弘前市」とありましたが、正しくは「青森県弘前市」ではないのでしょうか?
お気づきいただければ、修正していただきたく、お願い申し上げます。

しろくろ :

ゆったりと幸せ。鈍い光に包まれ気持ち良く沈んで行くと。
とっても心に灯火の点るようで、自分もその椅子に座って根を下ろしてみたくなります。

居酒屋で文学とか語れると面白かった気がします。でもかつて常連だった店ではその所為で何時も同じような会話してた記憶がありますが、、ま、それもそれはそれで楽しいもんでしょうかね。

金目鯛は子供の頃は家に魚屋さんが御用聞きに来ていたので年に何度も食べていた記憶があります。太刀魚、鮪、鰹、鯵等とそんな感じで良く夕食に出ていました。お陰で肉は週に2回ぐらいしか出ることが有りませんでしたけどね。そして外の買い食いは静岡おでんで。。
現在酒飲みなのはやはりその所為ですかねぇ?
最近は金目鯛はめっきり口にする事がなくなったので金目の煮付けを食べると懐かしさの余り目に涙を浮かべそうになります

マンボウは関東のこの辺りでも食べた事はありませんけども今では色々な代用魚がありますので実際には職場などでは色々と耳慣れない魚も食しているのだろうかと思います。小学校の頃、給食の代用魚の定番はメルルーサだったでしょうか。
ちなみにマンボウ違いで赤マンボウなら最近居酒屋で食したことがありますね。とはいえ大手チェーン店ではそういった表示は見たことがありません。食に関する事情は世界的にも困難になって行くばかりですが、これからも永く海の幸を食すことが出来ることを願うばかりです。

Kazu2号さん
ご指摘ありがとうございます。
もう放送が始まっているため、今回は直せませんでした。
申し訳ありません。
次回再放送までには直しておきますので、
お許しください。

Butch@大阪 :

しまや・ばんや、拝見いたしました。
「地元の方が地元のお惣菜で時間を過ごす居酒屋」は、いいですね。
先日の「旅」に関するコラムに対する思いに通じるところがあるなと
思いながら見ておりました。

東北は、なかなか足を踏み入れることが出来ないのですが機会があれば
行ってみたいです。
最近は出張も少なく東京近郊へも行くタイミングが無いので..。
(大森にも行きたいんですが(笑))

今回が25回ということで、ちょうど折り返しですね。
これからも楽しみにしております。

旅チャンネル 編成 :

テロップ間違えの件、
カスタマーセンターへも何件かメールを頂きました。
本日、「居酒屋のオヤジ」さんより
修正済のテープがきちんと納品されましたので、
次回再放送の時には直っていると思います。
お気づきの皆様、ご連絡を頂きありがとうございました!

旅チャンネル 編成

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