「太田和彦の日本百名居酒屋」を担当している旅チャンネル、居酒屋のオヤジこと小川洋一が番組の裏話や居酒屋巡りをしている中で思ったことなどをコラムとして書き綴ります。
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髭コラム#20


2008/07/07 09:58
居酒屋のオヤジ
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7月10日に日本百名居酒屋#20「ぽうちゃたつや・森の賢者」が放送されました。

皆さんいかがでしたか?楽しんでいただきましたでしょうか?

南西諸島シリーズ第二段、宮古島と石垣島を訪ねたわけですが、これが本放送の最南端です。そして、最西端でもありますね。

宮古島は、本当に平らな島です。オープニングの映像で分かるとおり、ほとんど山と言うものがありません。なので、台風の風がもろに当たり、甚大な被害をもたらすそうです。しかし、そこはミヤコンチュの凄いところで、なんにでも向かっていく強い意志を持っているそうです。それを宮古の言葉で「アララガマ」と呼ぶそうです。自然が育てた精神なのか、逆に、そんな精神の人たちが集まったから、宮古島で暮らせたのか。まあ、どちらにしてもミヤコンチュは熱いです。オトーリもそんなミヤコンチュの性格を表しているのかもしれませんね。

訪ねたのは、「ぽうちゃたつや」。ご主人の辰哉さんは、宮古生まれの宮古育ち。東京(川崎)で修業されて宮古に帰ってきて店を始められました。そして、着物が似合う奥様とは、宮古島へ帰ってきてから知り合ったそうです。それも、奥様がダイビング旅行に宮古島を訪れていたときに。羨ましいですね。そして、なんと、奥様のお父様も現在宮古島在住だそうです。大病をされ、内地の病院であまり長くないと宣告され、人生の最後を宮古島でと呼び寄せたところ、すっかり体は回復し、現在では自転車で走りまわっているほど。よほど宮古島の気候が良かったのでしょう。まあ、大都会の生活より、体にいいのは間違い有りません。

そして、一つ面白い話を聞きました。沖縄では(本島も含め)伝統行事や近所付き合いが大変多く、必ず参加しますが、なんと、小学校の入学式の日が一大行事だそうです。何かと言いますと、親戚縁者、知り合いにいたるまで、小学校へ入学した子供がいると聞くと、全ての家を回って、ご祝儀を渡すそうです。その数、優に十軒以上。それが宮古島全域ですから、その日はタクシーはつかまらないよと忠告されました。当然ご祝儀を渡せば引き止められ、いっぱい飲むことになります。ですので、みんなタクシー移動。そんな風習が残っている宮古島。やはり「アララガマ」ですかね。

宮古島で、一軒、面白い店があったのでご報告。「ぽうちゃたつや」の目の前にある「グルービー」。看板は倒れかけ、入り口は蔦が絡まり古ぼけたバー風。店内は、山小屋風で、マスターの趣味でジャズバー。私がお邪魔したときは、カウンターに一人、マスターの同級生が泡盛を飲んでいました。何で、同級生とわかったかと言うと、その場で電話をし始め、同級生を呼び始めたからです。すると、あっという間に何人かが集まり、酒盛りが始まりました。で、なにが面白いかと言うと、洋酒が無いのです。ジャズバーなので、ウイスキーハイボールを頼んだのですが、ビールはあるがウイスキーは無いとの返事。後は泡盛。日本全国でジャズバーに行っていますが、洋酒が無いジャズバーははじめて入りました。でも、感じの良い店なので、泡盛を三杯お代わりして、同級生の酒盛りを脇で聞いていました。いや〜、面白い店があるものです。

そして、石垣島で訪れたのは、「森の賢者」。この店は若いご夫婦が石垣に移り住んで始めた店。移住した当時は大変苦労されたそうで、それを救ってくれたのが地元のいわゆるオバァだったとの事。一人暮らしのオバァの家にお世話になり、それからは、オバァの口利きで新参者の夫婦に皆が優しくしてくれたそうです。そのオバァにめぐり合えなかったら、今の店も無かっただろうと語ってくれました。

石垣島は、本当にここ数年移住者ラッシュです。いたるところに移住者用のアパートが建ち、町にはどう見てもシマンチュではない人々が闊歩しています。この状況を島の人たちはどう考えているのか?気になるところです。

さて、森の賢者とは正反対、いかにも石垣島らしい古いおでん屋が美崎町に有ります。その名を「メンガテー」。なんだか分からないと思いますが、屋号だそうです。暗く、細い路地を入ると赤いちょうちんにメンガテーとあります。店内は、カウンターと小上がり。オバァが一人でやっています。ちょっと耳が遠いですが、良くしゃべるオバァで、昔の話を沢山してくれます。(しかし、どこまでが本当か分かりませんので念のため。)ちょっと勇気が要りますが、古い店が好きな方は是非どうぞ。

もう一軒、那覇で面白いバーを発見しましたので、ご報告。栄町のひめゆり通りに面したところにあるバーで、「ステレオ」と言います。店内は、古いレコードとアニメのキャラクターで埋め尽くされ、マニアにはたまらない空間でしょう。ジャズバーで、何千枚もジャズのアルバムを揃えたところは有りますが、アニメソングや歌謡曲、さらにはフォーク、ポップスなど、古い物なら何でも集めているような店は始めてです。私はリクエストで、山下達郎の初期のころのシングル盤をかけてもらいました。

那覇の栄町は、面白いです。初めての人はちょっと怖いでしょうが、入ってみる価値はありますから、勇気を出していって見ましょう。

それでは、使用楽曲のご紹介。

国府弘子.JPG

宮古島の風景バックに使ったのは、

敦賀明子 の CAN YOU DO THAT?

と言う曲です。

日本人には珍しい、オルガン奏者です。

しかし、宮古島の海は素晴らしいです。

天気が良かったのも幸いしましたが。

 

 

 

ぽちゃたつや のバックに使ったのは

国府弘子の MY ROMANCE です。

前回に続いて、同じアルバムになってしまいました。

 

 

 

 

 

 

木住野佳子.JPG

石垣島の風景バックに使用したのは

THE QUINCY JONES & SAMMY NESTICO ORCHESTRA

THE WITCHING HOUR

です。

シオマネキとトビハゼのかわいらしい画とあっていたでしょう?

 

 

 

森の賢者のバックは

木住野佳子 の 風に抱かれて と言う曲です。

森の賢者の爽やかなご夫婦に合わせてみました。

 

 

 

 

 

 

 


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