●名居酒屋が多い仙台
東北シリーズ2回目は仙台にお邪魔した。
仙台といえば名居酒屋の多い都市だ。
以前のシリーズでは、源氏、一心、きゃりっこ亭、かん、酔亭、門、
笑仙、ぶんぶん、時郎屋を紹介させていただいた。
その他も個性的な店が多く、私の記憶に残っているのは、
仙台銀座の中にある「さのや」。
酒屋さんがやっている角打ちの様な店だが、古びた店内はとても居心地が良い。
そして、もう一軒は、「重箱」。
ビルの地下にある何の変哲も無い内装の店だが、料理が凄い。
鯨料理などが格安で、とても量が多いので一人では持て余してしまうぐらいだ。
さらにもう一軒は、文化横丁の「やくみ家」。
半地下のような店で、カウンターや小上がりが狭くてなんだかとても落ち着く店だ。
さて今回は、百名居酒屋ということで、大変選ぶのに苦労した。
太田さんと相談し決めたのは「源氏」と「一心」。
対照的な2店を取材させていただいた。
下見も兼ねて取材交渉にまずは「源氏」へお邪魔した。
何も変わらない蔵造りの店内は本当に落ち着く。
個人的にも仙台に来るときは必ず寄るのだが、何度来ても飽きるということは無い。
時間がここだけ永遠に止まっているようだ。
ここで一人静かに酒を飲んでいれば何もいらないという気持ちになる。
BGMもここでは必要ない、というよりは邪魔になるだろう。
(番組では、取って置きの一曲を使わせていただきましたが。)
正に後世に残したい居酒屋N0.1だ。
そして、「一心」へ。日本酒の揃えはやはり素晴らしい。
次から次へ種類を変えて飲んでみたいものだが、
せいぜい3合しか飲めないのが残念だ。
もっと酒が強ければ楽しみも増えるだろう。
一つ残念なのは、以前居酒屋紀行シリーズの時取材させていただいた、
渡辺さんが店を辞められた事だ。
落ち着いた物腰で、若いのにとても気持ちの良い接客をされていたのを思い出す。
●仙台の居酒屋は変わる?
二店の取材交渉も済み、まだ時間も早いのでもう少し回ってみよう、
ということで「酔亭」へ顔を出した。
閉鎖が決まったという東一連鎖街の店だがまだ営業している。
周りの店はもう半分以上閉店しているのだが。
一階はカウンターで二階は部屋になっているらしい。
屋台のような店内だが、良い酒と良い肴が揃っていて、大変楽しめる。
さらに、若いご主人夫婦との会話が格好のつまみだ。