「太田和彦の日本百名居酒屋」を担当している旅チャンネル、居酒屋のオヤジこと小川洋一が番組の裏話や居酒屋巡りをしている中で思ったことなどをコラムとして書き綴ります。
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髭ブログ 第5回


2007/11/27 00:00
居酒屋のオヤジ
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博多も久しぶり

 

 博多といえば九州一の大都市だが、久しく来ていなかった。

別に避けていた訳ではないが、どうも大都市の居酒屋より

地方の店の方が性に合っている。

前にも書いたが、空いている店が好きなのも理由の一つなのだろう。

しかし、日本百名居酒屋と銘打っているのだから、

私の個人的趣味で取材店を決めるわけには行かない。

そこで、博多の名店「さきと」と「寺田屋」を訪れた。

太田さんもこの二軒は絶対外せないということで、ほとんど決まっていたのだが。

 

まずは「さきと」。少し前から全席禁煙になったので

タバコを吸う私にはちょっと辛いが、さすがに名店。酒も肴も満点だ。

特に日本酒は福岡県の地酒を中心に日本中の名酒がそろう。

それを骨董市で見つけてきたという古い酒器で楽しむ事ができるなんて、

日本広しと言えどもこの店ぐらいではなかろうか。

そして肴はごまさばだ。大分の琉球という料理と同じ系統だろう、

鯖の刺身をゴマと九州の甘めの醤油で浸ける。

そのまま食べても美味しいが、お茶漬けにするとまた絶品だ。

私も自宅で作ったことがあるが、鯖の鮮度と脂の乗りが違う。

やはり、玄界灘の鯖は美味しい。

ちょっと横道にそれるが、東京の居酒屋でごまさばと言うメニューを見たことがあった。

東京でごまさばとは珍しいなと思い注文すると、なんとゴマサバの刺身だった。

実は、鯖の刺身にはマサバとゴマサバがあるのだ。

ちゃんと鯖の種類までメニューに記してあるのは大変素晴らしいことだが、

博多の人がこの店でごまさばを注文するととんでもないことになることは確実である。

 

次は「寺田屋」。店主はまだ若いが、考え方のしっかりした良い店を作っている。

最近、新しい店を出したそうで、そちらへも顔を出さなければならないので、

「寺田屋」のカウンターにずっといないのがちょっと寂しいが。

ここは焼酎にして、料理を中心に頂いた。

カウンターの上に並ぶ大皿料理は大変美味しそうで次々に頼みたくなる。

まず目を引いたのはピーナッツモヤシ?だ。

どうもモヤシのようなのだが、太いので聞いてみたら、

これを油で揚げるのだという。なかなかの味。

ビールや焼酎に良く合う。

 

もう一つなんだか分からないラップに包んだ丸いものが目の前にある。

マーブル模様で、生牡蠣を詰め込んだようにも見える。

自家製ゴマ豆腐と聞いてびっくり!早速食べてみた。

美味しい、と言うより珍しいものだ。

味はこってりとしていて酒の肴になるが、ラップを外すと小さなざる豆腐のようになる。

カウンターに置いたときそのままでは誰も頼んでくれないので、

ラップで包んでなんだか珍しいものに仕立て上げたそうで、その感性に感心した。

 

とっても健康的な居酒屋のご主人

 

居酒屋のご主人と言えば、不健康でなくてもあまり健康そうな人は

多くないのではなかろうか。

まして、ウルトラマラソンに出るようなご主人は滅多にいない。

しかし、博多の親富孝通り(親不孝ではなく親富孝)近くの


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